
将来に向けてお金を増やしたい。でもNISAも気になるし、ビットコインも話題…。どっちがいいの?
そんな声が最近とても多くなっています。
NISAは国が用意した投資の非課税制度で、株や投資信託などの運用益がまるごと非課税になる制度です。一方、ビットコイン(BTC)は世界共通のデジタル資産として注目され、ここ10年で価格が大きく上昇しました。
とはいえ、それぞれ性質もリスクも異なります。目的によって「正解」は変わりますし、実は両方を組み合わせる方法もあります。
この記事では、NISAとビットコインの違いをわかりやすく整理し、子育て世帯にとっての選び方や併用方法まで解説していきます。
NISAとビットコインの基本をかんたんに整理


まず、それぞれの特徴を押さえましょう。
NISAは投資の「非課税制度」
- 日本在住の18歳以上が利用できる、投資の非課税制度
- 投資信託や株式などの金融商品に投資できる
- 利益にかかる税金(通常20.315%)がゼロ
- 長期・積立・分散投資が基本
ビットコインは「分散型の通貨」
- 世界初の暗号資産(仮想通貨)で、発行上限は2,100万枚と決まっている
- 政府や企業に依存しない分散型の通貨
- 値動きが大きく、短期で数十%という大きな変動も
- 100円など少額から購入できる
このように、NISAは「安定的にコツコツ増やすための制度」、ビットコインは「成長性とリスクを併せ持つ新しい資産」と、どちらも投資ではありますが、目的や使い方がまったく異なります。
では実際に、NISAとビットコインはどう違うのか?を具体的に見ていきましょう。
NISAとビットコインを表で徹底比較!



どちらも「投資対象」だっていうのはわかったけど、性質が違うってどういうこと?
ここでは、目的や運用方法について、10の項目から両者の違いを比べていきます。値動きの特徴、税制、運用期間などを項目ごとに比べると、あなたのご家庭に合った選び方がはっきりしてきます。
NISA | ビットコイン | |
---|---|---|
値動き | 比較的安定 株式市場や経済状況に連動 | 非常に大きい 1日で数%〜数十%動くことも |
リターン | 商品によるが 年3〜7%程度が目安 | 年単位で数倍になる可能性もあるが 下落リスクも大 |
最低投資額 | 数百円〜 (投信積立の場合) | 数百円〜 (小数点単位で購入可能) |
税制 メリット | 利益が非課税 | 利益は雑所得として課税 (最大55%) |
運用期間の 目安 | 5〜20年以上の長期保有前提 | 長期も短期も可 長期保有なら変動を慌てずに済む |
換金の しやすさ | 売買は市場が開いている時間帯のみ | 24時間365日いつでも売買できる |
知識や手間 | 商品を選ぶ必要はあるが 投資信託なら購入後はほぼ放置もOK | 口座開設と基本的なセキュリティ対策は必須 価格変動に慣れが必要 |
向いている 目的 | 教育資金・老後資金など 【堅実な資産形成】向き | 値上がり益狙い・インフレ対策・分散投資 【成長や分散、資産防衛】向き |
リスク対策 | 積立分散でリスク低減しやすい | 少額投資+長期保有 基本的なセキュリティ対策で リスク緩和可能 |
始めやすさ | 銀行や証券口座から ネット申し込み可 | 国内取引所の口座開設から 数日で可能 |
こうして比べてみると、
- NISAは「堅実に積み立てていくための制度」
- ビットコインは「成長性に賭けられる新しい資産」
という性質がはっきり分かれます。どちらが優れているかというよりも「あなたの目的に合っているかどうか」が判断のポイントになります。
子育て世帯にはどっちが向いている?目的別に紹介


投資には「目的」があります。
教育資金をコツコツ貯めたいのか、将来の老後資金を準備したいのか、それとも「大きな値上がりのチャンスに少額から挑戦したい」のか。
目的によって「NISA」と「ビットコイン」どちらが向いているかは変わってきます。
・堅実に貯めたい
・教育資金や老後資金が目的
→ NISA
・値上がり益を狙いたい
・少額で挑戦したい
→ ビットコイン
・分散投資でリスクを抑えたい
→ 両方やる
どのような人がNISAやビットコインに向いているのか、チェックポイントとともに紹介していきます。
NISAが向いている人
堅実に貯めたい・教育資金や老後資金が目的の方は、まず選択するべきは「NISA」です。
- 教育資金や老後資金など、将来必要なお金を着実に貯めたい
- 大きなリスクを避けたい
- 投資初心者で、まずは制度を活用したい
株式や投資信託に分散しながら非課税で積み立てられるので、長期の安心感を重視する人に向いています。
ビットコインが向いている人
値上がり益を狙いたい・少額で挑戦したい方は、「ビットコイン」をおすすめします。
- 将来の値上がり益を狙いたい
- 少額から始めたい
- 世界的なデジタル資産の成長に期待したい
将来性は未知数ですが、世界的に採用が広がっている資産なので、少額でも持っておくと可能性を掴めます。
両方やるべき人
分散投資でリスクを抑えたいという方は、少額ずつ両方スタートしてみましょう。
- 安定資産と成長資産のバランスを取りたい
- 投資経験を広げたい
- 1つに絞るより分散投資で安心したい
安定のNISA+成長期待のビットコインで「攻めと守りのバランス」を取る選択肢も有効です。
子育て世帯がNISAやビットコインを選ぶときのポイント





ビットコインも気になるけど、本当に子育て中にリスクを取っていいの……?
これはとても自然な迷いです。子育て中の家庭には「投資以前に生活の安定」という大事な優先順位があります。子育て世帯ならではの視点で、選び方のポイントを見ていきましょう。
1. 安全性を重視するならNISA
教育費や生活資金を考えると、元本割れのリスクをなるべく抑えたいところです。分散投資ができ、国の制度で非課税枠があるNISAは「堅実な資産形成」をしたい家庭に向いています。
2. 将来性に少し賭けたいならビットコイン
「チャレンジ枠」として取り入れるのがおすすめです。少額から始められ、将来の成長性に期待できる点は魅力です。ただし、教育費を削ってまでやるものではなく「なくなっても困らない金額」で試すのが前提です。
3. 手間をかけたくないなら自動積み立て
子育て世帯はとにかく時間が足りません。NISAでもビットコインでも、積み立て設定をしておけばほったらかしで運用可能。これなら、どちらを選んでも投資に時間を取られずに続けられます。
4. お金教育としての価値も意識
親がどう資産を選び、どんな理由で投資しているかを見せること自体が「お金の教育」になります。
「どうして教育費のためにNISAを選んだのか」「なぜビットコインも少し持っているのか」──こうした会話を通して、あなたの投資経験を共有できること自体が、お子さんにとって大きな財産となります。
NISAとビットコインは併用できる?





どっちも迷う……。絞った方がいいの?



答えはシンプル!
併用はもちろん可能です。
投資対象やリスク特性がまったく違うため、むしろ分散効果があります。NISAは安定資産、ビットコインは成長資産と考えれば、役割が違うので組み合わせやすいのです。
たとえば「教育費はNISAで、安全第一。ビットコインは将来のもしものために」と分けるといったように、自分の目的に沿って割合を決めれば、無理なく両立できます。
資金配分の目安としては、初心者や子育て世帯なら「NISA8割・ビットコイン2割」くらいが安心です。
もし成長性を狙いたいなら「NISA6割・ビットコイン4割」など、自分のリスク許容度に合わせて配分を決めていきましょう。
NISAとビットコインのよくある疑問にお答え!


- NISAとビットコイン、どっちから始めればいい?
-
長期安定運用ならNISAから。ビットコインも気になるなら、少額で並行スタートもおすすめ。
生活防衛資金や教育費など「減らしたくないお金」がある人は、まずはNISAからが安心です。
少額から同時に始めると、堅実さと成長性の両方を取り入れられます。
- ビットコインはNISAで買える?
-
残念ながら、現状のNISA制度では、暗号資産を直接買うことはできません。
ただし、ビットコイン関連の株式など「間接的に暗号資産市場に投資する商品」はNISAで買える場合があります。
「ビットコインそのもの」か「ビットコイン関連銘柄」かで選び方が変わる、ということを知っておくと判断しやすいです。
- 今からでも遅くない?
-
NISAもビットコインも「長期目線」であれば遅すぎるということはありません。
両方とも長期視点で見ると今からでも十分可能です。
NISAでの投資は早く始めるほど有利で、時間を味方につければ複利の効果も大きくなります。
ビットコインも発行上限が決まっており、すでに大企業や国が保有を進めているため、まだ成長の余地があります。むしろ「まだ少額で買えるうちに経験しておく」ことに意味があります。
「どちらが儲かるか」ではなく「自分の目的に合っているか」


子育て世帯にとって一番大事なのは「家計の安定と将来の安心」です。
NISAでの堅実な積み立てをベースに、ビットコインで少しの成長性をプラスする。そんなバランスの取れた選択肢が、あなたの家庭にちょうどいい資産運用になるかもしれません。
少額から一歩踏み出し、経験を積みながら調整していくことが、将来の安心につながります。この記事をきっかけに、あなたのご家庭に合った投資の一歩を踏み出してくださいね。